【お知らせ】
「雉」ホームページリニューアル再開
長らくお待たせ致しました、令和6年4月1日、リニューアル作業も無事終了し、
新生「雉」ホームページを公開しました。
「見て楽しい、使って楽しい」ホームページを目指して、内容も全て一新、
スマホの小さな画面でも見やすいデザインへと工夫してみました。
これからもご支援を宜しくお願いします。

「雉」関東句会、上野公園内で初句会を開催

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「関東句会」は首都圏の同人を中心に活動を行っている句会です。発足は平成14年。
「雉」誌の発刊にあわせ、関東各地で活動していた会員を集め、「雉」関東句会として旗揚げしたもの。今年創刊40周年を迎える「雉」と同じ歴史を持つ句会が「関東句会」なのです。会員は千葉、埼玉、東京、神奈川、福島の24名。
特徴は、自ら句会を指導する会員が7名も在籍していること。指導者クラスのベテラン会員が一同に会しての句会ですから、会も自然に盛り上がります。
毎月第1月曜日を定例日とし、新宿百人町の俳人協会会議室をお借りして句会を開催。
隔月で主宰のご参加も頂き、当月は翌日を吟行日に設定して、直接現地で主宰の指導を頂ける会員には貴重な機会になっています。
本年最初、1月8日の「関東句会」は、都合で何時もの俳人協会が使用できないため、首都圏近郊に居住する会員が参集しやすい、上野公園内の東京文化会館会議室を会場に開催となりました。
コロナ禍も開け、会場の上野公園周辺は外国人観光客もあわせて早朝から大変な賑わい。句会の開会は午後1時から。早目に到着した参加者は、御徒町、上野公園、不忍池などに分かれ、それぞれ吟行を済ませてから句会に参加。用意した作品を急遽当日のものに差し替えた会員もいた様です。今回は主宰の後日選となりましたが選ばれた作品は以下の通り。

「亡き母の俤を見し初鏡」荒井八千代。「香筥に鴛鴦の蒔絵や初座敷」萬代桂子。
「一炷の香のたちのぼる初座敷」萬代桂子。

「秒針のしづかに進む去年今年」福田澄代。「あら玉の年の始のゑくぼかな」市村英樹。
「あはあはと金星薄れ初日の出」藤戸紘子。「粗鋤の畑を見渡す寒の入」古岡美惠子。
「断片のまま消えゆけり時雨虹」為田幸治。「寒柝や幼き声のよく通り」本木紀彰。
「発電話先ず震災の安否訪ふ」上原カツミ。「夜回りを終へて男衆薬罐酒」森恒之。
「どかどかと子が子らを連れお正月」布瀬川大資。「炉話や語る媼のふしくれ手」佐藤泰子。
 
新年初めての句会でしたが、新春に相応しい作品が並びました。

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