【お知らせ】
「雉」ホームページリニューアル再開
長らくお待たせ致しました、令和6年4月1日、リニューアル作業も無事終了し、
新生「雉」ホームページを公開しました。
「見て楽しい、使って楽しい」ホームページを目指して、内容も全て一新、
スマホの小さな画面でも見やすいデザインへと工夫してみました。
これからもご支援を宜しくお願いします。

雉トップページ

季節の写真


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新潟県十日町「美人林」
「美人林」と名付けられたブナ林は、十日町市松之山松口地区にあります。
面積3ha程の小さなブナ林ですが、その細くすらりとした美しい姿から、
いつしか「美人林」と呼ばれるようになりました。
戦前は木炭材として盛んに伐採・活用されていたブナ林ですが、
ここだけが奇跡的に残され、関係者の努力により継承されて来たものです。
予想外に民家の近くにあるのも驚かされます。
春夏秋冬様々な表情を見せてくれる美人林ですが、
初夏の新緑の美しさは格別の味わいがあります。


最近のトピック

『武蔵野吟行案内』その1 「深大寺」  ~武蔵野に春を呼ぶだるま市~
「雉」関東句会、上野公園内で初句会を開催
第32回「雉賞」が決定 今年は栗原愛子、依田久代の二氏が受賞 
第27回「雉」同人総会が東京で開催される  

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主宰の1句

画像を表示する 「雉」主宰一句
平成15年『鳰の海』雪吊より。「早春、奈良の山の辺の道を歩くのは楽しい。
道のほとりの石仏も鶯の初音を聞く」と自註にある。
山の辺の道は『記紀』にも記される古道。陵墓を辿る道を訪れる人は絶えない。
飛鳥路は作者が記者時代に高松塚壁画発掘など取材に歩いた懐かしい地。
古代王権の盛衰に思いを馳せながら歩く姿も浮かんで来る。


「雉」俳句会について


「雉」主 宰 田島和生(たじまかずお)
略 歴
 昭和12年 石川県加賀市生まれ
 昭和51年 沢木欣一主宰「風」同人
 昭和60年 林徹主宰「雉」創刊同人
 平成14年  超結社「晨」同人参加
 平成20年 「雉」主宰継承、現在に至る。

句 集
 『青霞』(平成5年1月)
 『鳰の海』(平成19年12月)
 『天つ白山』(平成27年3月)
著書・編著書
 『新興俳人の群像「京大俳句」の光と影』
  (思文閣、平成17年)
  (第20回俳人協会評論賞受賞)
 『文学に登場した播磨の昨今』、
『俳句有情』(エッセイ集)、
 『飛鳥を歩く』、『えひめ俳句歳時記』、
俳人協会評議員、日本現代詩歌文学館評議員、
京都朝日カルチャーセンター元俳句講師、
大阪俳句史研究会会員、

      主宰推薦句

令和六年五月号
懐妊の両手にあふれ蕗の薹    鈴木 厚子
豆撒けり津波おそひし海に向き  永田 由子
葉桜や虫喰ひ穴は脂垂らす    水野 征男
虫除けを袂にはさみ雛納     二宮 英子
日の光乗せて崩れて春の潮    佐藤 泰子
飛行機になつて駈くる子春の風  森  恒之
陰雪を日向に出して立ち話    依田 久代
引く波に貝殻鳴りぬ春隣     黒田 智彦
鶯の次の声待つ父祖の墓     濱本美智子
地虫出づ笑ひ羅漢の顎のひび   大片 紀子
踏青や大海原の見ゆるまで    堀向 博子
春炬燵縁より人を招き入れ    石井 和子
姿見の裏へ転がり追儺豆     篠崎 順子
逆立ちの屋根の唐獅子山笑ふ   川口眞佐子
藪椿落ちては鹿に食はれけり   為田 幸治
幾世経し妹背ならびて享保雛   萬代 桂子
山葵田の水ざわめきて落ちゆけり 坂口 昌一
角打ちの女二人や春一番     中村 育野
鷽鳴くや雑木林の奥の奥     西村千鶴子
受験生しづかに階を上り来る   一村 葵生
靴下げて波際歩く日永かな    高橋  努
紅梅や奥まる家に朝日さし    金子 仁美
桜鯛捌く夫の手飛ぶ鱗      出浦 洋子
城跡は梅林となり人集ふ     伊藤 佳子
早晨に濡るる土くれ蕗の薹    阪本 節子