【お知らせ】
第29回「雉」同人会総会が、盛況のうちに終わりました。
今回の同人会総会はホテル金沢を会場に、5月17日、18日開催され、
全国から「雉」の同人30数名が金沢の地にお集まりいただきました。
小林新会長就任以降の初めての総会でしたが、句碑巡り吟行も行うなど、
参加者には実り多い大会となった様です。
お忙しい中、参加された同人の皆様には感謝致します。
高齢化に伴う同人の減少など厳しい環境に変わり有りませんが、「雉」発展のため、
引き続き同人の皆様にはご支援を宜しくお願い致します。

ネット俳句


【 第135回ネット俳句  2026年6月募集中。】


● 応募締め切りは 6月20日(土)21時  です。

  中学生、高校生の方からの応募もお待ちしております。

●投句はお一人三句です。
  数回投句頂いた場合は、最後の三句をもって応募句とさせて頂きます
 のでご了承ください。

  なお、既発表句の応募はご遠慮下さい。

  

入選句は2026年7月10日までに、 「雉」ホームページで公開いたします。
少々の手直しをして公開することがありますので、ご了承ください。

俳句ご投稿は下の「雉」俳句会 ネット応募の画像をクリックして下さい。

ネット俳句 選者紹介

小林美成子(こばやしみなこ)
平成14年 雉同人
(主な受賞歴)
平成27年度・平成28年度NHK全国俳句大会大賞受賞
(代表句)
子規の忌を もつて風鈴 外しけり
全社員 十三人の 花筵

林さわ子 (はやしさわこ)
平成15年「雉」同人
(主な受賞歴) 
令和元年「雉賞」   
(代表句)
水暗し 泰山木の 花の下
魂送 山の匂ひの 濃くなれり  

藤戸紘子(ふじと ひろこ)
平成23年「雉」同人
句集 「新樹光」 
(代表句)
金髪を 束ね女身は 滝行す
太刀魚の きらりひらりと 立泳ぎ

松永亜矢(まつなが あや)
平成21年「雉」同人
(主な受賞歴)
平成26年「雉賞」
(代表句)
啓蟄や子の靴下の丸き穴
月明を歩いて帰る球児かな


第134回入選句並びに特選句

藤戸紘子 先生入選句

夏めくや腕まくりして水仕事        鈴木清   (千葉県)
岬馬春風の中首を振る           堀ノ内和夫 (奈良県)
風わたるみやこの跡や黒揚羽        立野音思  (神奈川県)
麦の秋パリを拠点に地図の旅        宇田川成一 (京都府)
武者人形若子の面輪いさをしく       五福    (沖縄県)
大和路は千古の愁ひ遠かすみ        後藤允孝  (三重県)
宮島の朱の大鳥居卯波寄す         辻雅宏   (岐阜県)
一族の食ふのみの田を植ゑにけり      原洋一   (岡山県)
久々に開くる雨戸や椋鳥巣立つ       本田英夫  (東京都)
更衣髪をバッサリ切る少女         葉月庵郁斗 (大阪府)
幼子の頬に影差す樟若葉          遠藤惠子  (静岡県)
肩組んで校歌溌剌甲子園          貴田雄介  (熊本県)
親か子か見分けもつかず夏燕        西本匠   (奈良県)
相伝の柿の葉寿司は父が詰め        西本匠   (奈良県)
包丁の弾むリズムや春キャベツ       佐藤けい  (神奈川県)
身をくねり田の面に泳ぐ鯉のぼり      林淑子   (神奈川県)
新緑や殿廊を巫女しずしずと        髙橋勝久  (神奈川県)

藤戸紘子 先生特選句

袖なびくバイクの僧侶夏来る        森佳月   (大阪府)
 祥月命日の檀家訪問であろうか。絽の僧衣の袖がバイクの速力で靡いている景で、
いかにも清々しい。バイクで移動する僧侶の日常が垣間見えて微笑ましいとも感じた。


いち早く眩しき湖に夏立てり        中村良一  (滋賀県)
 いち早く夏が訪れるのは平地の湖であろう。日差しに湖面が煌いて眩しいほどであ
る。ことに夏到来を感じた作者の繊細な感性が素晴らしい。


漣を胸で押し行く残り鴨          吉沢美佐枝 (千葉県)
 池か川を鴨が泳いでいる何でもない景ではあるが、中七により句が俄然輝いた。
残り鴨でも病気や怪我で残った鴨ではなく、力強く波を押し行く逞しい残り鴨なので
ある。この鴨は日本が生まれ故郷なのかも知れない。

松永亜矢 先生入選句

いち早く眩しき湖に夏立てり        中村良一  (滋賀県)
岬馬春風の中首を振る           堀ノ内和夫 (奈良県)
袖なびくバイクの僧侶夏来る        森佳月   (大阪府)
泥の手のあぐる日除や汗光る        月影鏡水  (千葉県)
諍ひも笑ひとなりて春の暮れ        辻本清子  (大阪府)
らいてう忌平和の話したい夜        五福    (沖縄県)
副作用激しき夜のシャワー浴        北川茂代  (京都府)
草笛の響く田舎の通学路          北川茂代  (京都府) 
夏めくや窓いつぱいに映る空        坂口穣   (群馬県)
ミコノスの白き壁より夏の蝶        椿泰文   (東京都)
包丁の弾むリズムや春キャベツ       佐藤けい  (神奈川県)
初夏の水都を下るぽんぽん船        近江菫花  (滋賀県)

松永亜矢 先生特選句

着信音鳴らぬ一日五月闇          鈴木清   (千葉県)
 メールや電話の着信音、最近は不審なものも多く、どこからだろうとドキッとする
ことも多い。かといって全く鳴らないのも寂しいもの。複雑な心理が五月闇と合って
いる。

純喫茶午後の日差しやさくらんぼ      立野音思  (神奈川県) 
 落ち着いた雰囲気のレトロなイメージの喫茶店。切れ字のや、が気になるが、さく
らんぼが、生でも缶詰めでも木になっているものでも、それぞれの味わいがあり合っ
ていると思う。

幼子の頬に影差す樟若葉          遠藤惠子  (静岡県)
 ふっくらした幼子の頰とこんもりした樟が合っている。眠っている様子を想像した。

特選おめでとうございます。
選評はこれからの句作の参考になさってください。