令和7年、第33回「雉賞」は記録的な猛暑が影響したのか、例年よりやや少ない26編の作品が全国から応募されました。
田島主宰は、「猛暑続きのせいか、やや少なかったが、秀逸な作品も見られた」と、猛暑にも負けず、一途に句作に打ち込まれた応募者を讃えられ、特に上位三篇は、「何回か読み、全体のまとまり、表現力、写生眼など十分に比較した」と応募者の熱意に負けない真摯な審査姿勢を記しています。
審査は主宰、副主宰など5名の審査員により厳正な審査が行われ、津川聖久氏の「鞆の津春夏」、山崎和子氏の「冬木の芽」の2作品が見事第33回の「雉賞」を受賞されました。
津川聖久氏の「鞆の津春夏」は、万葉集にも歌われ潮待ち港としても栄えた鞆の津の春夏を詠んだ作品。選者の河原地氏は、「海の見える美しい自然描写の中に、船底、鯛網、板塀、生薬など人々の暮らしを感じさせる語彙を織り交ぜ、精彩有る写生句が並ぶ」と評しています。
一方、山崎和子氏の「冬木の芽」では、「言葉がよく吟味され、無駄のない引き締まった作風が魅力」、「読んでいる内にわたしの心が澄み渡る印象を受けた」と、作品の自然描写の美しさを評しています。
なお、次点は、大谷千江子氏の「春隣」、山田初枝氏の「登呂遺跡」、甲野裕之氏の「長府」、中島麻実氏の「長崎の海」の4作品でした。
会員・同人の皆様、来年も今年以上の猛暑は続くとの予報ですが、猛暑に負けず、是非賞にチャレンジしてみて下さい。「雉賞」はすぐそこに有りますから。

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